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【健康】#22 妻が糖尿になりまして

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#22 妻が糖尿になりまして

妻。 アウティング(暴露)について考える

前回までの妻

妻の働く古民家カフェに偶然お客として現れた看護師さんから、病院での微妙な人間関係を知り、ほくそ笑む妻であった。しかし、家に帰り少し冷静になると、陰で悪口を言われている栄養士さんを、人ごととは思えなくなってしまう自分はどうなんだろうと、不安になってしまった。そう。妻は人からどう見られているかを、異常なほど気にするHSP(繊細さん)だったのだ。

 妻。 糖尿病のカミングアウト

妻が、糖尿病であるという事をカミングアウトしている人は非常に少ないと思われます。私の知っている限り、友達関係では人程度です。

以前の#9の記事の中で、糖尿病の緊急対応の為に、周りの人には自分の病気を伝えていた方が、本当は良いと書きました。

 

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 しかし、妻は、まわりのママ友や、職場の古民家カフェのオーナーにすら、カミングアウトしていません。

それはなぜか。

アウティング(暴露)気にしているからです。

みなさん、アウティングという言葉をご存じでしょうか。

主にLGBT(セクシャル・マイノリティの総称)における用語として使用されます。

カミングアウト」後に大きな問題になる「アウティング

 

今回は、糖尿病患者におけるアウティングについて考察します。

 

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カミングアウトとアウティング

カミングアウトとアウティングの違い

カミングアウトとは

当事者が自ら望んで、性的指向(どんな性を好きになるか)や、性自認(自分の性をどのように認識しているか)、また、持病などを自らの秘密『伝えたいタイミング』で告白する事です。

 

 アウティングとは

『本人の了承を得ず』に、勝手に第者に秘密を暴露される行為です。それは、悪意を持って暴露する場合もあれば、本人に良かれと思って行う事もありますが、多くの場合、本人を傷つけます。

多くは、この人なら、と信頼している人や親友よくしてくれる人のみに、自分がカミングアウトしたはずなのに、その人の口から、多くの人に伝わってしまいショックを受けてしまいます。

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アウティングの事件

2016年、一橋大学に通っていた男性Aさん(当時25)が、飛び降り自殺しました。その原因は、同性愛である男性Aさんが、同級生の男性Bに告白した事を、BがLINEグループで、Aさんがゲイであること、そして自分に告白してきた事を発言してしまい、Aさんは、精神的ショックを受け投身自殺しました。

 

このように、LGBTがらみの アウティング事例は数多くあります。

※L=レズビアン G=ゲイ B=バイセクシャル T=トランスジャンダー

同じように、言いたくない持病もこのアウティングの被害に遭います。

他人からしてみたら別に、たいした事じゃないけれど、本人にとっては完全にアウティングの例もあります。

 

妻のアウティング例

私の母親は長年看護師をしていましたので、は、糖尿病発覚時、私の母親に涙ながらに告白しました。そして、助言や励ましをうけていたようでした。

ここまでは、よかったのですが、何年か前に、親戚で集まった時に、ふいに私の叔母さん(母の妹)からこう言われました

糖尿病だと食べ物に気を使って大変だよね

「はい……」

妻は頭が混乱です。この叔母さんに私は自分の病気のことを話してはいないと。

その時、周りの空気がざわついたのは確かです。

家に帰った後、妻は泣きました。

「なんで知ってるの?」と。

犯人はでした。

最近見るたびに痩せていく妻を見た叔母さんは、母に妻が病気じゃないのかと聞いてきたそうです。それはそうでしょう。太っていた妻が、ダイエットでどんどん痩せていくのですから。

それは、妻を心配しての言葉です。

そこで、親戚だからいいだろうと、母は、妻が糖尿病であることを打ち明けました

それこそが、アウティングです。

親戚だからいいだろう、とか、知っていた方が本人の為になるだろうと、勝手に判断し、秘密をもらす行為がまさに、本人を傷つけてしまうのです。本人の了承を得ない秘密の暴露は、でも、たとえ医者でも許される行為ではないのです。

信じていた人の全てが信じられなくなるのです。

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もし、秘密を打ち明けられたらどうする?

もし、誰かに秘密を告白されたとします。

私の母のような失敗は、悪気のない行為なのかもしれません。

でも悪気があるとか、ないとかは関係ないのです。それは立派なアウティングです。

そうならない為に、母は何をすべきだったのでしょう。

妻のゾーニングを確認する

ゾーニングとは、どの範囲の人まで、秘密を告白するかの線引きの事です。

誰しも自分自身の中で、ゾーニングを持っているはずです。

親戚や親友はいいけど、職場はダメなど、カミングアウトの範囲のコントロールしているはずです。

そのゾーニングを確認するべきでした。

妻が今後どのようにカミングアウトしていくかを確認する

今後のどのようにカミングアウトを進めるのか、どういう気持ちなのか、もう誰にも話さないのか等まで確認する

その2つの確認を怠った為に、親戚ならいいだろうという勝手な気持ちで話をしてしまったのです。

 

妻のゾーニング

 妻は10年前に、ママ友のイジメにあった事があります。その記事は#2と#3で書きました。

 

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 その時、モンスターピアレントと戦ってくれた2人と、地元の親友2人だけしかカミングアウトしていません。妻は、このモンスターピアレント事件以来、かなりの臆病になり、繊細さんになりました。

つまり、相手がどう感じるか、どう行動を取るかの危険予知が人より敏感になってしまったのです。

糖尿病は、太っていて、だらしなく物を食べたあげく、病気になってしまったというイメージがつきまといます。実際、遺伝的なものや、1型糖尿病はそうじゃないのですが、すべてそうとらえられてしまいます。

他人から見れば、そこまで気にする必要はないんじゃないかと思いますけど、本人にとって重大な問題であれば、それは、守ってやらなければならない問題なのです。

 

まとめ

勇気を出してカミングアウトした相手から、アウティング(暴露)をされてしまうと、ショックははかり知れません。

 LGBTの方はもちろんのこと、うちの妻のように糖尿病や、会社の先輩みたいにだってそうです。だまっておきたい範囲があります。

そのゾーニングをしっかり把握し、今後どうカミングアウトしていくつもりなのか確認する。

その事が、信頼してカミングアウトしてくれた相手に対する責任であることは間違いないでしょう。

 

 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

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妻が糖尿病になるまで#1~#7

妻が糖尿病に立ち向かう#8~もぜひお読み下さい。

 

 

 

 

 

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