こんにちは NANDEMO編集部 あまたつです!
子供の成長に親の影響は大きい。そんな事はわかってますよ。常識ですよ。
とくに子供と接する時間が多いのは母親でしょうし、父親はまぁ、反面教師にでもしてくれ。と思い、この本を妻が読んでいたのは知っていましたが、読んだ事はありませんでした。
しかし、コロナ禍でひまになり、ちょっとこの本を読んでみました。
すると。ちょっと読んで衝撃の事実を知らされます。
え?まじ!
私の常識がひっくり返りました。
私の考えていた事と真逆!正反対!やっちまっていた!
もっと早く読んでおくべきでした。でも下の子はまだ10歳なのでまだまにあうかも。
結論はこの本は母親だけのものにするのはもったいない。父親も読むべき!ぜひご紹介します!
「心が強い子」は母親で決まる! 和田秀樹 著
私が考えていた事は完全な間違いだったという事実
この本の著者の、和田秀樹先生は、有名な精神科医でいらっしゃいます。多数の著書もあり、ベストセラー連発の方です。だれもが一度は読んだ事があると思います。
その先生がおっしゃるのですから、間違いないと思います。
まず、私が驚いた私が間違っていた事とは、
「子供は弱い存在」という認識!
「子供は精神的に傷つきやすい存在」ですので、守ってあげなければならいという認識!
精神科医の和田先生は言います。
むしろ「大人の方」が弱いと!
歳をとるほど脳内のセロトニンという精神伝達物質が減少し、ちょっとしたストレスに弱いんだと!
子供の方が大人よりもずっとストレスに強いんだと!
が~ん。スタートから間違っていました。
子供の育て方のスタートとは、
自分よりもストレスに強い子供を、信じることだったのです!
「子供が傷つきやすい」は幻想だった
この大前提がわかると、子供に対する言葉が変わります。
子供が仲間はずれにされたと落ち込んでいた場合
この本を読む以前の私の対応
「おまえの方に悪いとこはなかった? 何か思いついたらなおしなさい。みんなと仲良くしないとな」
こんなところです。しかし、この本にはこう書いてあります。
「なんだその連中! 見返してやれ!」
です。
子供は弱いから、傷つけないように、周りとの波風を立てないように生きていくのが正解かと思っていました。
しかし、違いました。子供は強い! 少なくても私より強い。なぜならセロトニンがめっちゃでますから。
子供は、ストレスで強くなるのだそうです。ドラゴンボールの孫悟空が死にかけるほどパワーアップしていくのと全く同じです。
運動でダメなら、勉強や他の事で見返してやれ!と子供を奮起させる。そして、最後に、そんな奴「仲良くしなくていい!」と言ってやるのだそうです。
完全に真逆を伝えてました。それでいいのでしょうか。心配です。
でもそれで大丈夫です。ガンガンセロトニンでてますから。
大人より出てますからセロちゃんが。
子供の心の成長
子供の心は、いろいろな刺激を受けて成長できるように、ストレスには強くできているのだそうです。(統計学からすれば、自ら命を絶つ数字は、大人の方がはるかに多いそうです)
ほめる時はほめ、しかるときはしっかりしかる。
やってはいけない事をしっかり伝える。
それで、たとえ仲間はずれにされたとしても、それを自分の力ではねのける「試練」ととらえ、すぐには口をださない事だそうです。
そこで大事なことは、親はゆるぎないおまえの味方だと伝える事だそうです。
子供にとって、強い心のエネルギーとなるのは、親の絶対的な愛だそうです。たとえ傷つけられても、「自分自身に生きる価値がある」「自分は愛される存在だ」という確信があれば、何度でもまたがんばれます。
それで時には人を傷つけてしまう事もあるかもしれません。やったり、やられたりして、「言っていいこと」と「悪いこと」を学んでいくのだそうです。
子供のために、見守りましょう。けっこう辛いですけど。大丈夫です。セロちゃんがついてますから。
人の痛みを感じた子供は、「人を平気で傷つける大人」には育ちませんから。
勉強しなさい!と言わずに勉強させる方法!
これ、私知りたいです。先生!一日に勉強しろって何回も言ってます。言い過ぎて子供も、何とも感じてません。既読スルーしてます。どうしたらいいでしょうか
和田先生は長年の研究と実績から断言します。
「強い心」を持った人は、「勉強が出来る」
強い心とは、「負けたくない!」という頑張る心と同じだそうです。
テストの成績が悪かった時あなたは子供にどう声がけしますか?
私は、
「間違えたところ覚えて、次がんばりなよ」
ってかんじでした。
ダメでした。これでは勉強しません。
どうして勉強しなきゃいけないの?と聞かれたら
子供に「生きる力」を身につけさせる事が、親の最大のミッションです。
「生きる力」とは、「一生食べるのに困らない力」「一生幸せに生きていく力」の事。
子供が自主的に勉強する為には、
「勉強しないと、損だ」と思わせるのだそうです。
自分の苦労話を伝えるのもいいでしょう。「頑張れば何でもできる」「夢は必ず叶う」と,耳障りのいい建前をいう事も大事だと言います。そして、子供となりたい職業を真剣に話しあうのだそうです。
その事で、「勉強をするかどうかで、人生に差が生まれる」という現実をきっちり伝えるのだそうです。
そうする事で、「勉強から逃げない強い心」ができていくのだそうです。
もし、悪い点数で落ち込んでいたら、
「お前は、決して頭が悪いわけでも素質がないわけではない。勉強のやり方がよくなかっただけだ。勉強の仕方を工夫すれば、1番になれるぞ。そしてみんなを見返すぞ!」
子供の力を信じて、頑張る心を育てるしかないみたいです。
まとめ
子供の育て方は迷いの連続でした。でもこの本を読んでわかりました。
ベリーシンプル。
自分は子供の絶対的味方。
そして、「ここで、立ち向かわなきゃダメだ! 」
と突き放す。
基本はそれだけかもしれません。この本には、もっと詳しく事例が載っていますので、ぜひ読んでみてください。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。