こんにちは NANDEMO編集部 あまたつです。
寒い季節になってきて、布団から出たくなってきました。キャンプもこのくらい快適に眠れればいいのに、あの寝袋っていうのがいまいち熟睡できない……なんてお悩みの方はいませんか。そんな悩みに解決法があります。ずばり!寝袋をもっていかない事です。それでは何を持って行くのでしょう。ご説明いたします。
【目次】
脱!寝苦しさ! 脱!固定観念!
キャンプに使用する寝袋の種類
キャンプで使用する寝袋には、封筒型とマミー型があります。
マミー型
封筒型
封筒型は長方形の封筒のような形、マミー型は体にフィットする密着形です。
封筒形の方が、普段寝ている布団に近いので、違和感無く使えます。一方デメリットは、ややがさばるので持ち運びが大変だという点でしょう。登山等の荷物のがさばりを注意しなければならない場合は、マミー形がぴったりです。軽さと、持ち運びやすさに優れています。
キャンプの辛さ
キャンプ場で辛いことは、ずばり寝づらいことでしょう。
キャンプで、夜中に何回も目を覚ましてしまう、眠りが浅い。そういう方は、おそらく寝袋が原因なのでしょう。マミー型にするか封筒型にするか、どちらが自分に合うのだろうと悩みます。しかし、よく考えてみると、どちらかを選ばなければならないという事は、基本的にはありません。要は、快適であれば良いのです。
自宅でくつろぐように寝られたら最高なのです。それならば、自宅の布団で寝ましょう。
つまり、キャンプだから寝袋に寝なければならないという固定観念は、あまり必要ないと言うことです。持ち運べるのであれば、自宅の布団でもかまわないのです。ただし、自宅の布団を持ち込む時の注意点は多少ありますので、ご説明いたします。
自宅の布団を持ち込む注意点
敷布団を持ち運ぶには大荷物になってしまいます。
オートキャンプだとしても、もし家族4人分の敷き布団と掛け布団を積んだとすると、それでいっぱいになってしまうかもしれません。つまり、家から持ち込める布団とは、現実的に「掛け布団」の事を示します。それも、「羽毛布団」に限られます。
実は、羽毛布団は驚く程コンパクトになります。ただし、それを背負って歩くことは出来ないので、当然車でのオートキャンプの時に限られます。
羽毛布団は、イケアの青い専用収納袋程度の大きさがあれば収まりますので、収納袋に人数分運ぶ事も可能です。こうすることで、自分が使い慣れた掛け布団で寝ることができます。羽毛布団は夏でも冬でも対応できます。
肝心なのはテントマット
そこで、重要になるのが、敷布団にあたるマットです。テントマットの上に半分ウレタン半分エアーという「インフレーターブルパーソナルマット」を敷くのがおすすめです。コスパもよく耐久性も抜群です。
マットの角にあるバルブを開き、マットの中にあるウレタンに空気が入り膨らむマットです。
おすすめはコールマンの『キャンパーインフレーターマットシングルⅢ』
重量約1.8kgと軽く、収納時のサイズΦ15x70cmと小さく、収納ケースがついていて、それが空気入れにもなっています。これを持ち運べば、敷布団を持ち運ぶよりもずっとコンパクトに車に積む事が出来るでしょう。
ロゴスの『セルフインフレートマット』
夏はコットン素材でさわやかに、冬は起毛などを使用すれば快適な寝心地を確保出来ます。
ご自身で用意した、インフレーターブルパーソナルマットを敷き、持参した羽毛布団を広げれば、ご自宅と同じような寝ごこちを保証できます。
布団持参の注意点
一番の敵は、結露です。
フライシートやインナーテントの無い、つまりダブルウォール仕様ではないテントは特に、テント内部と外部の気温差が大きくなり、結露がおきやすくなります。
結露の原因の多くは、体から出る水蒸気や、汗も関係してくるので、朝起きてみたら、テントの内壁はびっちょり、という御経験をされた方は多いと思います。
もし、持参の羽毛布団で寝ていたとすれば、テントの内壁に触れている部分は完全に濡れてしまうでしょう。まずは、結露を少なくしなければなりません。
結露対策
①グランドシート
地面からの湿気を和らげる為に、必ずグランドシートをしきます。
敷く時の注意点は、テントと同じサイズになるようにしましょう。はみ出すと、雨水が伝って下にしみ込んできます。そして、テント内にもインナーシートを敷きましょう。地面からの湿気をなるべく少なくするのが目的です。
②換気を忘れない
換気をするためにテントのベンチレーションを利用します。その為には換気が十分出来るように、ピンと張った状態を守ります。最近では、モバイルバッテリーで動く小型のサーキュレーターを使って空気を循環させて結露を防ぐ方法も普及し始めています。100円均一で買えるバッテリーを利用すると意外に安く可動させることも出来ます。そして、タープなどで直接雨や、朝露などがあたらないようにワンクッションを入れましょう。そうすることで結露はだいぶ防げます。もちろん結露を完全に防ぐ事はできませんので、結露はまめにふき取り、持ち込んだ羽毛布団を濡らさないようにしましょう。
オススメ寝具
羽毛布団とレタングラー型ダウンシュラフは同じ素材です。キャンプ用の寝袋でも、普通の羽毛布団に寝ているかのような商品もあります。おすすめは、スノーピークの『グランドオフトン』
両サイドと下部に工夫があり、普通の布団と違って、折り返しをつける事で、隙間が生まれにくい構造となっていますダウン素材に防水加工が施されているので、結露にも対応できます。
まとめ
キャンプの脱!固定観念。これがキャンプを快適にする秘訣です。ご自宅で使っている寝具を利用することも出来ます。収納能力を検討し、判断してください。そしてきちんとした結露対策をして、朝起きたときに、家だと勘違いするくらいの快適な眠りについてください!